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JCATサプリは”Art For Everyone, Everyday” という独自のユニークなセオリーに基づき、アートが生活の中に存在する毎日を楽しむ為の「読むサプリ」。アーティストとしてのライフスタイルを持続させる要素を提供するというコンセプトで配信しています。
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Happy Merry Xmas🎁
クリスマススペシャルインタビュー
日本、ニューヨーク、世界。アートの力でARISAが放つ「和のDNA」
shoot on Akasaka,Tokyo , Photograph by KUMA
歌声が導いたニューヨークへの航路 アートは生活そのものとなった

今日はよろしくお願いします。仕事の話をするまえに、まずは私のルーツを話したほうが思い が伝わると思うので、お話しします。

私は関西生まれで、ニューヨーク在住20年になります。もともとは大阪の北新地などでジャズシンガーとして活動していたんですね。ブレイクされる前の綾戸智恵さんに歌を教わっていました。 

ジャズの歌って英語なんですけど、当時( 1995年)の私はアメリカに行ったこともなければ、英語も話せない。だから歌を歌ってもデタラメだなと自分で感じていました。それこそ楽譜を読めないのと同じようなもので。自分の中で納得行かない日々を送っていました。 

そうした状況の中で、渡米のきっかけになったのは、大ファンであるビリー・ホリデイの 「奇妙な果実」という歌でした。
歌詞が「黒人が木に吊るされて焼かれて、奇妙な果実の臭い匂いがする」という内容で。

人種差別が色濃い1960年台 に、捕まるリスクも背負いながらそういう歌を歌っていた人がいた。ふとラジオから流れたそのダミ声と歌詞に、「何かがある」と思ったんですね。そんな女性シンガーが生活していた場所に自分も行きたい、住んでみたいと思った。それがきっかけでその年(1998年)に渡米したんですが、3年後にNY同時多発テロが起きるという出来事がありました。 

渡米前からアートが 好きで、当時私はアーティストの友人が多数いましたが、皆テロ後の状況で生活ができなくなったり、国に帰ったりということもあったんですね。隣の人がテロリストじゃないか?イスラム教徒の格好した人は避けて通る・・みたいな疑心暗鬼の状況でもありました。 

そのような 緊迫したムードの中でも、(アメリカに残った)アーティストの友人たちはせっせせっせと描いていた。その様子を見て、私は「アートは生活の一部なんだ」と感動したんです。日本で感じていたアートの立ち位置と、海外でのそれがぜんぜん違うんだと。

アートと、アーティストに救われた私は、当時住んでいた家(ブルックリンの僻地の靴工場の一部)を改造して、2004 年にギャラリーを始めたんです。

その名も「ヲウチギャラリー」基本的に日本人の作品だけで構成する展示を行うギャラリーです。 展示会を行った人数は計1,600人にのぼります。ブルックリンに日本の作品を展示するギャラリーは他にもありましたが、ニューヨーカーが多く集まるギャラリーは私のギャラリーだけだったと思います。 

そうして運営を続けて、オープンから10年が経った頃に、10年目はひとつの区切りだなと思ったんです。じゃあ10年後にもギャラリーをやっていたいか、と自分に問うてみた。

そこで思ったのは、NY以外、たとえばイタリアやカナダでも展示していたときに「NY以外でウケるアーティスト」のこと。アーティストにとってVenue(場所)は関係ない、だったらキャラバンをして世界中を回ったらいいのではないか、と考えたんです。そうして2014年に作ったのがJCAT(Japanese Comtemporary Artist Team)です。

場からチームへ、生活から使命へ
JCATはギャラリーを持たないアーティストのチームなんですね。 
北海道から沖縄まで、海外 を含めてアーティストが180名在籍しています。 
カリキュラムとしては、アーティストは半年間作品作りをして、半年後にお披露目会として海外で展示をする、という形で年に2回展示を行っています。 
来年の展示はドイツで行う準備中です。将来の展示場所はチーム全員で決めることにしていて、話し合いや決定はすべてオンラインで行います。 

いま、オンラインサロンというものが流行っていますよね。私が行っているのは「オンラインラウンジ」つまり空港のラウンジのように、そこをハブにして海外に飛び出す場。 アーティストの目標は海外で成功することですし、どこでヒットするかわかりません。パリかもしれないしLAかもしれない。だから世界中を回って各国にファンを見つけていくという流れを作る。 

今回、仕事で大切にしていること、というテーマをいただいていましたが、私にとって仕事とは生活そのもの、生きることそのものです。 

生きていく中で、海外、NYで20年生きてきて、神様から使命をもらっていると思うこと、 やらなければならないことはあります。

私の使命は、日本を世界に知ってもらうこと。そうして世界の平和につなげること。 

突然何を言い出すんだと思われるかもしれませんが(笑)聞いていただけたら。 綺麗事かもしれませんが、地球はひとつしかない。でも宇宙人が襲撃したら地球が爆発してみんなおしまいですよね。だから本当は人間同士で内戦している暇はない。まして日本人同士もそう。 

それぞれDNAがあるんです。ひとつの世界の中で、 日本の役割、アメリカの役割、フランスの役割・・・とそれぞれある。考え方も違う。 

そういった視点で日本人のDNAはなにか?というと「技」「こだわり」と私は思うんですね。そうしたDNAがあるのに、今アジアと言えば海外では中国、韓国、シンガポールという認識です。 日本という存在が海外の人の認識からなくなりつつある。かたや国内ではオリンピックなどで 盛り上がっているけど、それも海外では全く。
私は海外にいるので客観的に温度差が見えるんですね。その理由はなんだろう、と。日本に住んでいる人からの情報にヒントが有るのではないかと思い日本の各地、宮城や佐賀、福岡、大阪、京都、香川、東京、・・ などを回ってみま した。
人と人が「一緒に作る」アート
主人公は、ひとりひとり
そこでわかったことは、日本を世界に出す、という時に「モノ」を出しているんですね。 そうではない、なにより、本当の日本の宝は「人」なんです。人が持っているこだわりや 技のDNAこそが大切な宝なのに、それを打ち出せてないと気づいた。 

それはアーティストにもいえることで、日本はどういう歴史があるかといったオリジンを知らないんです。私含め、まずは新しいことを知るには古きものを知らないといけない。 作品を提示した時に、その作品に関わる日本の歴史を説明してほしい、と言われるケースも出てくるわけです。
なので、180人のアーティストたちにも、海外に出たいならまずあなた達自身の、日本のこと、どこから始まった、どこから生まれたかということを知りなさい、と伝え続けています。 

あわせて、民族工芸を学べて、アーティストが集まれるレジデンシー、道の駅のような場所を、各地の地方創生と絡めて作っています。条件は、民芸工芸、伝統的な美術がある場所。温泉のような癒しがある場所。今、地方エリアに設ける予定です。たとえば佐賀県は、有田焼を学べる場所。 

重要なのは、「地元の人と一緒に参加して作る」ということです。有名人のアーティスト の作品を持ってきてしまって失敗する例が多いですが、各地の人が求めているのは「一緒 に作りたい」なんですよね。だから有名人ではだめなんです。幸いなことにJCATのメンバーは日本では無名(笑)でも、だからこそすごくHanger、習いたいという気持ちが強い人が多い。皆で力を合わせて地方を変えていく、佐賀県はその最初のモデルにしたいと思っています。 

これだけ 使命を語ってチームを作っていますが、ひとつお伝えしておきたいのは、私は 「ついてこい」というタイプのリーダーではないんです。ひとりひとりを主人公にした い、という思考ですね。カリスマについていく、という時代は終わると思っていて。共感、というとちょっと薄っぺらく聞こえるかもしれませんが、ひとりひとりが主人公にな れる生き方が実現する時代が来る。そうした生き方をこれから各地に作っていく道の駅、そ こに集まる人たちを通して実現するとともに、日本を世界に伝えること。 

それこそが私の仕事、、つまり「生き方そのもの」で あり「使命」だと思っているのです。
KUMA
President of ACM.inc Chef,Photographer,Editer
Blog http://cookingkuma.acm.tokyo
Portfolio http://kuma.photography
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