昨日のメルマガで、
年商300万円ぐらいの範囲なら
5個ぐらいの事業を同時に運営する
のもアリじゃないかな?
と提案しました。
ふつうのひとつの事業で
年商1500万円をつくるほうが
はるかにラクだと思いますが、
「風の時代」的な雰囲気を
考えると、そういう発想もアリかなと。
知らなかったんですけれど、
「一億層ひとり社長時代」なんて
表現もあるそうです。
「一億層クリエイター時代」が
ちょっとリニューアルされたんですね(笑)
じゃあ、前置きはこの辺にとどめ、
昨日のメルマガで提示した5つの事業案
について説明しつつ、
じつはそれが、まあまあ
ガチだったことも明かしていきます。
*
昨日のメルマガからの引用は
下記のとおりです。
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①個人起業家として1本30万円の
バックエンドを年間で10本売り、
②フリーランスで1回5万円の受注を
月に6本請け負い、
③セラピストの方と業務委託を結び、
平均して1日1万円の売上を毎月あげ、
④お教室ビジネスとして講師を募り、
月1万円の月謝で生徒を30人集め、
⑤法人契約で
1回50万円~100万円の案件を、
年間で3~6本獲得する……
1~2個は自分自身も稼働する見込みで
算段をたてましたが、
自分は経営に集中して
マネジメントだけをやってもいい。
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これ、
テキトーに書いたんじゃなく、
実際に構想として、
本気で描いてみようかなーと
私が思っていたことなんですよね。
①に書いた1本30万円の
バックエンドを年間10本の件は、
現実感のある起業塾をちゃんと
リリースするのもアリだなと思って
書いたことでした。
私がコンサル業界から離脱した
いちばん大きな原因は、
「情報弱者からの搾取構造」
にありました。
仮に生徒が
そこから起業できたとしても、
同じような「コンサルタント」
になることでしか売上をつくれない……
そんな「闇」に耐えられなくなった
背景がかつてありました。
でもこれは、
大企業やスタートアップの世界では
けっこう喜ばれていたりする。
「そのちがいは何だろう?」
いろんな起業家や経営者の方々を
取材させていただくなかで
いったん
結論づけたポイントは、
「ゲート管理と決裁者」です。
*
超ざっくりと個人の独立をフェーズ
に分けてみても、
1. 起業の仕組みを学ぶフェーズ
2. アイデアを商品化するフェーズ
3. アイデアを市場検証するフェーズ
4. マネタイズさせていくフェーズ
にできます(本当に大雑把だけど)。
前半の1-2は、アカデミックな領域です。
実際に起業することが目的ではなく、
「起業するためのスキル」を身につける
フェーズです。
大企業の社内提案制度の支援内容を
各社取材させてもらうなかで、
「新規事業の創出能力の獲得」に
まず予算が出ていることがわかりました。
とある興味深い提案では、
「この研修により、御社に眠る
2割のリーダー層を早期にあぶり出す
ことができるメリットがあります!」
という企業がありました。
表現!(苦笑)
と思いましたが、
一般的に起業塾では2-3割の
成功者しかでないことはデメリット
ですが、大企業に対してはメリット
に映るのが興味深いと思いました。
(300万円の研修で社内にリーダー層
が見つかれば、そのリーダーを筆頭に
チームが生まれ、年商10億円のビジネス
を作る可能性がありますからね)
※個人の場合は「起業」、企業内の場合「新規事業」と置き換えます
*
個人向けであれば、
個人が独立する仕組みをまず学び、
商品アイデアを得て、コンサル先生の
お墨付きをもらうまでのフェーズです。
そして後半戦の3-4は、
モニターを集め商品アイデアが本当に
売れるものかを検証し、
そこから実際に売れていくフェーズ。
*
私がみていて
「情弱向けの搾取塾だな~」
と思うのは、
フェーズ1の人たちに対して
フェーズ4の未来を確約させる
メッセージを出している人たち。
まあふつうに……
「景品表示法」に違反しています。。
塾のなかで一番成果を出した人を、
あたかも塾内の平均成果のように見せていたら、
それは、罰せられますよね。。
でもそうじゃなく、
たとえばアカデミックに、
大学とかの教育機関のように、
フェーズ1と2に関しては、
「起業をするための能力・スキル」
を得る場所として割り切って提供し、
それ以降はVCのハンズオン支援みたいに、
成果報酬の仕組みで塾を提供する。
そこに理解あるリテラシーの
高い人たちをどう集めるかも課題です。
(唯一言えるのは、SNS集客だけは
ぜったいにやってはいけないということ)
これは長くなりそうなので、
いったんここまでにして、
②のフリーランスで5万円の
受注を6本の話をします。
*
ライターの世界(Web媒体)の
業界に所属し研究対象にしてから
2年が経ち、
私もいろいろと理解しました。
企業向けのライターのフィーは
1本1万円~10万円で区分けされます。
1本1~2万円:お試し or 新人価格
1本3~5万円:一人前価格
1本8~10万円:特別価格
編集者やディレクターの直しが
ほとんど入らなくなれば一人前。
コミュニケーションコストが低く、
「これ書けるよね?」
「任せてください」の関係性。
toC向けであればSNSのフォロワー数、
toB向けであればネームバリューが
それぞれの付加価値になります。
これがすべてオンライン取材で
あっても可能で、私はそうしてます。
撮影が必要な場合は、
外部のフォトグラファーさんに
3~5万円ほどでお願いしたり、
加工が必要であればデザイナーさんに
1~10万円で依頼して仕上げたりします。
ここに企画やディレクションのフィーは
入っていないので、場合によって10~20万円
のフィーが追加されます。
そんな感じで、
個人で依頼を引き受ける場合は
②のフリーランス枠で書きますし、
会社として依頼を引き受ける場合は
大量発注をいただくか、
⑤の法人枠として
20万円前後の月額契約で一緒に
仕事を進めるイメージです。
法人枠の場合は、
ひとり社長として自分が現場に
出続けてしまうと課題が残るので、
年商が1億円以下なのであれば
「ギルド型」がけっこういいなと思ってます。
フリーランスや複業の人たちと
チームを組んで納品するやり方です。
*
⑤については補足が必要ですね。
月額20万円をいただくとか、
1回の契約に50~100万円となると、
「コンサルタント要素」が必要です。
企業の広報支援であれば、
・マーケティングの文脈
・採用の文脈
・PRの文脈
のどれかは必要になります。
似たような仕事を
会社でやってきた人たちは、
いきなりここで
BtoBの仕事が取れるので、
個人で起業しても初年度に
年商3000~5000万円ぐらいに
なると思うのですが、
ゼロからここの領域にいくには、
色々とコツや踏むべきフェーズがあります。
*
③に書いた
セラピストとの業務委託
という話ですが、
じつはこれもけっこう
本気で考えていたりします。
私は仕事柄、とにかく上半身~頭の
部分のコリがすごいし、
腰はつねに痛いし、運動不足もあって
けっこう健康面の心配もある。
(とはいえ、毎日10kmのジョギングを
続けているし先日の健康診断は去年より
良い成績だったことは報告したいです^^)
やるならまず、
ヘッドマッサージ系がメイン商材かな~と。
奇しくも時代はテレワーク。
自分と同じような痛みがある人たちは
けっこう多いのではとミクロからの考察。
でも本質的に自分が求めているのは
リラクゼーション系だったりするので、
最終的にはそことセットになる商材にしたい。
集客については、まずは手放す。
そもそも知らない人たちがいきなり
自社のサロンに入ってくることにまだ
抵抗があるので、
会員制までいかないにしても、
ある程度知ってる人たちをお客様に
迎えたい。
そう考えると、
最初にやることは「集客」ではなく
「営業」になるかなと思う。
企業なのか任意団体集団か、
そのあたりはリサーチ必要だけど、
いずれにしても集客不要でお金が
一定まわる状況を作ってから、
知人のセラピストの方々に協力を
依頼しつつ、市場検証を進めたい。
解像度が高まり、必要な設備投資が
見えてきたら補助金の申請なんかも進め、
物件も共有のスペースや
間借りなども想定しながら
変動費中心で進める。
最低限の運営が軌道に乗ったら、
理念的なものを定め、採用活動も進める。
こんな感じで地元に自社運営の
サロンを作って、自分も通いたい(笑)
*
最後に「お教室ビジネス」のお話。
これはもう、昔取った杵柄というやつです。
私自身は英会話スクールの
講師兼マーケターをしていましたが、
ほかの学習塾系でも応用できるノウハウ
が幸いにもある。
教育系はいろいろと業界的な
難しさもあるけれど、
ビジネスの視点だけでいえば、
小規模でやる分には安定度の高い
事業展開がしやすいと思ってます。
私が以前所属していたスクールは、
3歳の英会話からスタートし、高校生の
センター試験対策までをやっていました。
何がすごいって、
3歳から高校3年生まで、
サブスクでもないのにリピート
するのが学習塾モデルです。
コンサルタントなんて、
コミュニティやオンラインサロンを
応用して月額制にできる部分もあるけど、
大半はスポットのビジネスで
集客し続ける悩みがつねにあります。
(BPOやBPaaSならそのかぎりではない)
↑この話も本当はめっちゃしたい
そこへ来て、15年リピートする
ビジネスなんて安定度がハンパじゃ
ありません。。。
6人のグループレッスンを
5枠作れば、月謝が1万円でも年商
300万円の仕組みは成立します。
*
最後に……
①の個人起業家モデルは
話が長くなりそうだから割愛しましたが、
こちらも自分自身が講師をやる
のではなく、
優秀な講師を集めて、
参加することに意義を持たせ、
卒業生に相応の力があることを
証明するための仕組みをつくり、
コンペ/アサイン/人材紹介
のモデルまで一貫させれば、
卒業生を放任させなくて済むし、
(小さな、手動式のクラウドソーシングの仕組み)
最終試験にピッチ大会を催して、
優勝者には「成果報酬の実質無償支援」
を特典として付けるのもいい。
相手が個人なので出資という
VCのようなモデルは作れないけれど、
双方のものが作れればwin-winになるなとか。
そういうことをやってみようかな~と、
いろいろと構想しているって話です。
それを超要約すると、
昨日のメルマガになる、って話でした^^;
*
なお、今日ここまで書いた
内容については、
下記の
サービス案内でいうところの
「ビジネス再構築サービス」
のセッションで
提供することができます。
=====
①メディア顧問サービス
→メディアを持つという選択肢を持ち、会いたい人に会い、自然なコネクションを作る方法です。
②SNS発信顧問サービス
→Twitterとnoteを使い、ビジネスの種をていねいに育てる方法です。
③ビジネス再構築サービス
→SNS集客、高単価商品に縛られた働き方を見直すためのセッションです。
④ブランドエディター養成コース
→企業広報支援を通して、企業のブランディングに貢献します。
⑤進路相談プラン
→①~④のどれがいまの自分に一番ピッタリかを見極めます。
=====
昨日のメルマガでもちらっと
書きましたが、
個人起業家界隈での
コンサルタントの多くは、
「無形サービスの販売戦略」を
中心に奨励しているか、
知識・経験的にそれしか
知らない人たちが多く存在します。
もし自分のやろうとしている
ビジネスという仕事の仕方が、
「なんだか個人起業家の世界では
うまく折り合わないんだよな~」
という方は、
セカンドオピニオン的に
相談してもらえるといいかもです。
1回60分、1万円のなかで、
かなり多くの発見ができると思います。
サービス案内、募集の告知は
近日できればと考えています。
*
長くなりましたが、
よろしければ昨日のメルマガと
セットで読んでみて、
バックナンバーはこちら
あらためてここまでの内容を
咀嚼してみても面白いと思います。
それではまたお会いしましょう。
本日も長文にお付き合いいただき
ありがとうございました!
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